CK2、EU4の翻訳作業について
本日はCK2とEU4の翻訳作業についてです。
あけましておめでとうございます
CK2、EU4の翻訳作業所の皆様、Twitterで応援をしていただいている皆様、Steamでバグ報告をしていただいている皆様、いつもありがとうございます。おかげさまで翻訳率は順調に推移しております。2018年もよろしくお願いします。
翻訳作業所について
Googleスプレッドシートでの翻訳作業にはなかなか癖があることと思います。そんな中、Twitterで下記の記事を見ました。はわわ~となりましたので、ご紹介します。
— YamanaTokiuji (@tokiuji) 2018年1月15日
スプレッドシートのKey列について
ある時点から、スプレッドシートにKey列がなくなってしまったことと思います。これは私の方で、いらないかなと思って消したのですが、多方面から要望があり、復活させることにしました。
翻訳ファイルについて
翻訳ファイルはlocalisationフォルダにEU4だとyml、CK2だとcsv形式で入っています。ただしEU4-1.22.2.0の頃の翻訳ファイルには日本語として読めるテキストが入っていたと思いますが、EU1.24.1.0およびCK2 2.8.1.1用の翻訳ファイルはすべて特殊な処理が行われた日本語が入っております。
この変更ですがパッチ作成の都合でこうなっています*1。ただし、このせいで検索性が悪くなっており、また自作のMODなどの日本語化もできない状態になってます。日本語テキストに対して特殊な処理を行うプログラムを作成中ですので、でき次第公開したいと思います。
翻訳該当箇所の調べ方
ゲーム中に存在するテキストがどの翻訳ファイルにあるか調べる方法です。
下記の画面があります。この中のテキスト「Europe in 1444~」がどこにあるかを調べてみます。
grep機能付きのテキストエディタを用意します。私はsublime3を使っています。Ctrl+Shift+Fでgrep機能を開きます。Whereにはlocalisationフォルダを指定します。Findには数字や国名は変数の可能性が高いので、「is on the verge」を指定します。
Findキーを押すことで、検索されます。
番号をダブルクリックすることで、該当箇所に飛べます。
次に日本語の探し方です。上記画像の「再び表示しない」がどこにあるかを調べます。基本的には上記の英語と同じです。ただし「翻訳ファイルについて」の通り、日本語に対して特殊な処理をしており、そのままだと検索できません。
また見つかったとしてもバイナリ扱いになってしまい、ジャンプできません。 この点については、特殊な処理をしないファイルを同時に吐き出して、Modフォルダ内に_localisaton_originalとして置こうと思っております。
*1:作るのが少し楽になる