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ローカライズの難易度

ASCII内で表現可能なスペースで分かち書きする言語 難易度-0

 ASCIIはこれ。  f:id:saito-matanki:20180512193439p:plain  アクセント付き文字が含まれていないため、これに該当するのは厳密には英語しかない。

CP1252で表現可能なスペースで分かち書きする言語 難易度ー1

 CP1252はこれ。  f:id:saito-matanki:20180512193730p:plain  ASCIIにアクセント付き文字が含まれたため、スペイン語、ドイツ語、フランス語などのヨーロッパ諸言語が大体表現可能。EU4、CK2のデフォルトの文字コードがこれに当たる。

CP1252では完全に表現可能ではないが、ほぼ可能でスペースで分かち書きする言語 難易度ー1

 例えば、トルコ語やヴェトナム語。 f:id:saito-matanki:20180512195057p:plain f:id:saito-matanki:20180512195024p:plain

ğやưはCP1252にはない。これはCP1252で使わないアクセント付き文字をすげ替えればよい。

Unicodeの0x100~0xFFFF範囲(UCS2)にあるが、表現に必要な文字数がアルファベット程度で、スペースで分かち書きをする言語 難易度-2

 ロシア語、ギリシャ語がこれに該当する。  f:id:saito-matanki:20180512194632p:plain   これらは、CP1252のアルファベットの文字列をすげ替えて対応することで、対応できる

Unicodeの0x100~0xFFFF範囲(UCS2)にあり、表現に必要な文字数がアルファベット程度で、スペースで分かち書きをする右から左に進む言語 難易度ー10

 これはヘブライ語しかない。 f:id:saito-matanki:20180512202208p:plain  これの難しさは言語的な難しさよりもUIをどうするかという点である。

Unicodeの0x100~0xFFFF範囲(UCS2)にあり、表現に必要な文字数が256を超える言語 難易度-15

 いわゆるCJK、中国語、日本語、韓国語がこれに該当する。容量の問題をクリアすれば、表現に必要な文字が予めUnicodeに定義済みのため、ギリギリ対応が可能。  f:id:saito-matanki:20180512202249p:plain f:id:saito-matanki:20180512203126p:plain

Unicodeの0x100~0xFFFF範囲(UCS2)にあり、表現がそれらの合字で表現される言語 難易度ー30

 インド系文字。 f:id:saito-matanki:20180512203342p:plain

 とりあえず下記を見て欲しい。  f:id:saito-matanki:20180512200848g:plain  上記の画像はヒンディー語のデバナガリの例で、MSのサイトから取ってきたものだが、一筋縄ではいかないことがわかる。

 下記はミャンマー語のビルマ文字の例だが、▂▅▇█▓▒░(’ω’)░▒▓█▇▅▂  f:id:saito-matanki:20180512201100p:plain

 ただし、オープンソースとしてよくメンテナンスされた組み立てエンジン(harfbuzz)が存在し、それを利用すれば可能かもしれない。  

Unicodeの0x100~0xFFFF範囲(UCS2)にあり、表現がそれらの合字で表現される、右から左に進む言語 難易度ー35

 アラビア語。  f:id:saito-matanki:20180512202443p:plain

 これもインド系文字と同様に文字の組み立てが発生する。ただし、それほどは鬼畜ではない。一方、右から左に進むというUI的な問題が同時に存在しており、非常に厳しい。ただし、これもharfbuzzを利用すれば可能かもしれない。